友達をフェリー乗り場で迎え、しばし観光を行う。夕方からは前夜祭に参加
でも、食べたかったひおうぎ貝1個だけ食す
そして、2次会に移動して、ざっと作戦会議
最初の10kmは、ほぼ平坦だから目指せ1時間の12:30頃通過
最初の27.4km地点にある第1関門16:15撤収の場所を目指せ15:00~15:15通過
後は…32kmまでは頑張って辿り着こう!
それ以降は…想像できへんから気分で
ゴールに向かうには19時29分59秒までに必ず入ること
(o ̄∀ ̄)ノ“ぁぃ 作戦会議終了~~~~
これは…走るなって事か?と勝手に解釈
でも、とりあえず、、、バスの乗り場まで車で向かう。
当日、スタート地点に着くと、そこには友達が居ました。
ランナーの着替えをゴール地点に持っていく為に車に詰め込む担当だったようで、
「さきんこの荷物持ってゴールでまっちょるけんな。」って言ってくれました。が・・・とっても不安
開会式が終わりアナウンスで「選手の皆さんはスタート地点に移動してください」なんて聞こえてくる。
そして、トラックの上に居る友達に… 大きく手を振りスタート地点へ・・・
そしてスタートラインに立ち…
最初の10kmだけは頑張って走ろう!そこしか見せ場ないからなっって再確認してスタートしました。
5km過ぎた辺りから雷鳴が聞こえ始め…
8km辺りで豪雨と落雷&稲光!!!!無駄に体力使いたくないので冷静に稲光見ながら走り、
9kmで激しい雨に打たれ「痛いぃ~」って叫んでました
目標の10kmを1時間5分頃で無事通過
そっからは、長い長い登り坂です。そして、山が3つも連なります…
気力だけで登っていきます…
山を3つ越えた17.4km先にある第1関門に向かって、タダひたすら足を動かしました。
そんなしんどいしんどい山登り、、、
ボランティアでマイカーを運転し、スイカやドリンクを配達して応援してくれる島民。
一番しんどい場所で、ありがたい差し入れ。スイカがホントに美味かったし嬉しかった。
が…そんな感動とは裏腹に…我が体に異変
13kmぐらいから両手に違和感が現れました。ふと見ると…
倍に膨れ上がった両手がそこにはありました浮腫んじゃったらしい…
怪しく怖い手を見ながら、、、デューク更家風にウォーキング
もう、気持ちの問題です。少しでも浮腫を無くすためにね…先は長い…
同じグループの4人に置いて行かれ、でも程よい距離を保ちながら歩む。
もう1人は10kmで遅れ、後ろを振り向いても姿が見当たらない…
13kmで既に自分との戦いに入ってまいました。
ただ、、、沿道の応援が嬉しかった。
名簿を持ってる村民。ゼッケン番号を確認し名簿確認し「〇〇さんファイト」って応援してくれる。
ただそれが本当に本当に涙が出るほど嬉しかった。
しんどい時に、自分の名前を呼んで応援してくれるその連係プレーがたまらなく嬉しかったし、
名前を呼ばれると「よしっ!」とも思ってパワーが出る。 大きく手を振って声援に応えていました。
15km付近で、前を走っていた4人に追いつき一緒に走る。
そこからまた長い長い登り坂が始まる。。。
そして、次の目標であった27.4kmを15:15頃に通過。予定通り
こっからある意味自分にとっての戦いだったのです。。。
まず、関門を過ぎてすぐに職場がある。利用者さんが横断幕持って応援してくれてた。
そこを無事通過すると、うちの居住村。そして、我が家を横目に走る辛さ
そして、村20軒弱の住民が応援してくれてる。
でもあえて「直進したいですっ!帰りたいぃ~~」って叫びながら走り、
「あかん~ゴールはあっち」って笑い誘ってみました。
そんなおふざけの居住村を通り抜けるとただただ、辛い直線道路…
川を挟んである我が家に友達を誘ってみる「いいねぇ~」って盛り上がる
既に、足腰ガタガタだったので、、、元気な口をふる稼動。
そして、見えてきたマイカー…乗りたい
でも、そこをグッとこらえる。だって…32kmまでは頑張るって決めたから…
29kmでダウンしたらあかん
そしてやって来た31km付近。見慣れた顔が遠くに見える。
私を見つけた人が「はよかけてこい~」って叫んでるが「もう無理~~」 って叫ぶw
ただ。。。この体調でここまで来れただけで大満足だったから、、、
そこに、知ってる人の顔がたくさんあると、、、みんなに抱きつきたかったし、視界が滲む
ここで足に振りかけてくれたエアスプレーがたまらなく効いた。 重かった足が少し軽くなった
目標の32kmまでは、知り合いの顔のオンパレード
職場の人だったり、いつも食べに行く居酒屋のおばちゃんだったり…
うちの事を知ってくれてる人が大密集
嬉しくて、おふざけ言いながら笑いを誘いチョクチョク走る。
足を止めないうちにペットボトルを渡して伴奏してくれる職場のNs。
職場の人はうちが熱を出してぶっ倒れていた事みんな知ってるのでね
ありがたい。ありがたい。 感謝の気持ちいっぱいでした。
そんな嬉しい応援団に見送られて最初の給水ポイントに、
前集団から漏れた1名がうずくまってる。。。
「はいっ!行くで次の関門までは頑張ろう」
2人で励ましあいながら第2関門を撤収1時間半前に通過
もう、その頃には周りに居るランナーは顔見知り状態だった。
38km地点。うちの後ろから「おったぁ~」聞き覚えのある声が聞こえた。
そう、10kmの地点で姿が見えなくなった友達。
最初の関門でバスに乗ってしまったかと、勝手に思ってた友達が、、、 追いついてきた!
走ってた事に、2人で泣くそして抜かれていく・・・^^; おぉ~い…待ってくれぇ~(ノ><)ノ
50km最後の関門は42.2km地点。ここを通過すればゴールまで8km弱!
「よし行くでそこまででいいやん!とりあえず行こう目指せ通過」
足も上がらんし、思うように動かない足に苛立ちと腹立たしさを感じながら、、、
でも、お互いに励ましあい10kmちょっとを一緒に駆け抜けました。
最終関門も撤収30分前に無事通過 ゴールは目の前
が。。。もう体が言うこと聞いてくれません。。。
そして、時間も18時をまわった事もあり、応援の人がまばら。。。
何度も心折れそうになりました。延々と続くのんべんだらりとした上り坂。
救護のバイクや車が沢山往復しており、何度呼び止めようと思ったことか…
『あと5km』の看板を見ても、、、
もううちの左足は中学の時の古傷で歩くだけでも激痛に陥っており、
時計と睨めっこをする。
救護班のバイク隊が持ってるエアスプレーを借り、どこが痛いのかわからん脚にかけまくる。。。
そして脳裏をかすめる「リタイア」って言葉・・・
ここでリタイアするか、完走してタイムの書いた記録表だけでも手にするか…
それか、もうちょっと頑張って制限時間8時間以内目指してメダルを貰うか…
残り1時間で5km弱、、、1km10分で歩いたとしても、、、
いや、、、10分ではもう歩けない…でも走れない…
とかとか計算しながらも歩み続ける。。。
もう、ホント心折れてしまった『あと4km』の看板を見ていたときに、
横に見覚えのある車が通り、少し前に止まる。職場の人だった。
「あともう少しっ!ゴールはそこやで!」ってね
思わず「ゴールでまっちょって!絶対行くけん!」って言ってた^^;
言ったら、、、ゴールしなあかんよね…
だって、、、うちらの合言葉「頑張らないけど 諦めない!」だもん
諦めたらあかんねん。残り4kmで諦めたらあかん。
今まで走ってきた46kmが無駄になるし、沿道で応援してくれてた人たちの笑顔を無駄にしたらあかん!
もう、動かない左足を引きずりながら、激痛に耐え走りはじめる。
左足をかばってたから右足にもダメージ大有り…でも、まだ元気な右足に賭けてみた。
こうなれば自己暗示。
「メダル メダル 釣り 釣り イカ イカ 鯛 鯛 メダル メダル・・・・・・・・・・・・・・・」
100kmに挑戦してた若者と実は10km地点から話してて、、、(知らない人)
お互い抜きつ抜かれつを繰り返してたからもう知り合い?
そんな若者の背中を発見
がぜんスピードUPです
『あと1km』の看板の手前で追いつくと若者の方から
「もう間に合うよね?」って…
「あと15分やでラストだラストだ!行くでぇ~ここまで来たらメダルもらわんとっ!」
お互い足をズリズリしながらラストスパートしました。。。
なのに、ゴール手前にあるメッチャ急な上り坂…
その少し前で…スタート地点で荷物を預けた友達が待っててくれた。
「最後や!頑張れ!」って手渡してくれた飴ちゃん
もう、走ることも出来ない足を引きずり、最後の力を振り絞る。
そんな坂道で諦めそうになり、ふと手の中の飴ちゃんをみて視界が滲む
もう少し もう少し あと数メートル!
坂道を登りきるとたくさんの人が「がんばれぇ~」って応援してくれてた。
ゴールテープが見え、そのすぐ横に職場の人たちが名前を呼んで手を振ってくれてるのが見えた。
7時間54分22秒
テープを切ると、先にゴールした職場の人が手を差し伸べてくれた。
実は、、、もう一人で立ち止まれなくてね。。。ありがたかったです。
うちをいつも助けてくれてる隠岐の島の知り合いの人たちが、、、うちを支えてくれた。
この50kmを完走して…本当に良かった。
約2.5km事にあった給水所にはたくさんのボランティアもいました。
勿論、集落ではたくさんの住民が旗を振って応援してくれました。
車でグルグルまわって車内から「がんばれぇ~」って応援してくれる人もたくさん居ました
みんな、、、今日1日ランナーの為に頑張って『応援』って言うスポーツをした大切な大切なスポーツマンです
嬉しい応援があったから、ゴールなんて考えられなかった50kmを完走できました。
最初は、応援してくれる人たちにどう反応していいのかわからなかったけど、、、
上半身はいつも通りに元気だったので、、、
10km付近から声をかけてくれる人全員に「ありがとぉ~」って言いもって走りました。
声が出せないときは、会釈したり手を振り替えしたり…
給水ポイントでは冷たい氷水に手を入れてランナーに水を掛けてくれてた中学生にも「ありがとぉ~」ってww
まぁ、たまに変な事言ったのか、、、近くに居た大人たちに大爆笑されたけど
関西人は口から生まれた! と良く言われるけど…正しいかもwww
もう、最後の最後までずっとずっとしゃべっておりました
隠岐の島ウルトラマラソン、最高でしたぁ~辛くしんどかったはずなのに、、、ホントに楽しい思い出ばっかりです!
Filed under: 未分類 | 2 Comments »